2020.02.27 ストーリー
シニア活躍推進ワーキンググループへの参加の期待 #04
株式会社ゲオホールディングス様
シニア社員の力を企業競争力向上に繋げるために参画企業4社とライフワークスで発足した、「シニア活躍推進ワーキング(WG)」。参画企業のゲオホールディングス人事労務部の中田様と、チームメンバーである上田様、矢島様にワーキング参画の背景やシニア課題に対する現在と今後の取り組みについて、お話をうかがいました。
シニア社員の力が活きる職域の開発に向けて
―このシニアWGに参加を決められた背景は?
中田:まず、ミドルやシニア層の支援について、ライフワークスさんの取り組みに賛同していたという点があります。また、現在、45歳以上の社員に行っているパーソナルセッションという個別面談の中でミドル・シニア層の課題が浮き彫りとなり、他社の事例を学ばせていただきたいという気持ちがあったからです。
―現在はどのような取り組みをされていますか?
中田:当社では2016年度よりCSW(キャリアサポートワーク)という1泊2日のキャリア研修を行っています。しかしながら、日々の仕事に忙殺されてしまい、研修で立てた自身の目標を実行していくのが難しい現状があります。
そこで、人事労政課のキャリアコンサルタント資格保有者及びキャリアコンサルタント養成講座修了者とのパーソナルセッションを行い、研修の振り返りとキャリアプランのPDCAサイクルを回していくためのサポートを行っています。店舗勤務の社員を対象に、全国各地を回って面談を行っています。また、人事労政課では、休職や復職のサポートも個別で行っていますので業務としての親和性も高いと判断しています。
―面談を行う中で感じる課題感はどのようなものでしょうか
中田:店舗ですと24時間営業のところもあり、人生100年時代で、仮に70歳まで定年が伸びた場合、果たして店頭に立ち続けていられるのかどうか、非常に不安だという声があがっています。また、基本的には店舗運営が中心の仕事になりますので、将来的なキャリアが描きづらいということも感じています。社内公募で本部への異動もできるのですが、チャレンジに不安を感じている方も多く、実際には少ないのが現状です。
上田:課題はもちろんあるのですが、研修の感想を聞いていると、同世代と話をすることで、元気を貰えてモチベーションが上がるという意見や、会社としてもっとできることはあるのでは?といった意見もでていて、前向きさを感じます。
―このWGをメンバーの方はどうとらえていらっしゃいますか?
矢島:私たちの部署は、外部への発信をする機会があまりなく、特に前向きな取り組みを出せていなかったので、チームメンバーのモチベーションアップにもつながるのではないかと期待しています。また、取り組みがメディアで取り上げられるという点でも良い効果があると感じています。
―今後、自社内で取り組んでいきたいことはありますか?
中田:今、私たちが行っているパーソナルセッションをシニアの職域にしていきたい、という思いがあります。WGに参加し、他社で同じようなポジションの方を全国に設置しているという事例をおうかがいし、とても刺激を受けています。他にも、WGでは大変参考になる話が多く、「やってみたい」と思うこともたくさんあります。共有できた施策やアイデアを自社で取り組む際には、自社に合う形にどうカスタマイズしていくのか、という点を常に考えています。