『50代後半向けキャリアデザインセミナー』無料体験会開催報告
2016年6月21日(火)、当社セミナールームにて、「50代後半向けキャリアデザインセミナー」無料体験会を開催しました。今年度の1回目の体験会となる今回は、岡田トレーナーが担当しました。
概要
様々な雇用延長施策を企業で取り入れる中で「すべての社員が望んでいるポストを準備できない」という課題をお持ちの企業も多いのではないでしょうか。そして、他方で、社員は再雇用を定年の延長線上にあることが暗黙の了解として思っている可能性があります。
体験会で開催した「50代後半向けキャリアデザインセミナー」のプログラムは、受講者が定年というキャリア上の節目に向けて、自律的に「自分はいつまで働くのか」、「組織に個としてどのような貢献ができるのか」を考え、定年後の働き方を意欲をもって選択する意識を醸成する内容で構成されています。
今回ご参加いただいた皆様には、実際の研修で行われるプログラムの一部をいくつかのワークを通して体験いただきました。
当日の様子
「いつまで働くのか」このテーマを考えるにあたり、50代後半ではどうしても気になる「マネープラン」のセッションから午前中はスタートしました。これから何年、いくらお金が必要なのか。制度はどうなっているのか、といった内容を理解するワークを、オリジナルのテキストやワークシート、ケースを使って体験頂きました。午後はキャリアの棚卸しと今後のキャリアを考えるためのセッションが行われました。受講者にはカードソートやケースワークによってキャリアプランを立てる一連の流れを体験いただきました。
今回の体験会に参加された方の多くが50代ということもあり、担当者としてだけではなく、ご自身の事としてプログラムの内容を受け止めている方もいらっしゃいました。
参加者の声
- 研修を導入するにしても、会社が伝えたいメッセージや期待、目的をどこに設定するかで、研修のあり方、姿が変わると感じた。シニア世代に制度等も準備しているが、会社がどうなって欲しいかを考えることも重要だと思った。
- シニアの活躍には彼らの経験値が必要で、それをいかに引き出せるかが重要だと思った。研修はその一つのきっかけとして有効だと感じた。
- 既にこの世代のための研修は導入していて、具体的にそのあと研修で考えたことを継続・持続するかに課題を感じている。例えば、自分が担当者として持続する意思を持つということも一つの大切なことだと思えた。
- 担当者として、研修を受ける側の方たちに対して果たす役割を改めて確認することができた。暗いイメージを持たれる可能性のあるこの世代の研修を、ポジティブなものにできるよう、研修の意味を伝えていければと思った。
- 研修を検討している担当者としても、一人の当事者としても非常に意味のある体験会だった。現在の若者がいずれこの研修の対象者になるころには、また新しい課題もあるだろうし、それを見据えて今から施策を考えることも大切かと思った。
- この世代はフォローされることがなく、悩むことも多い。そういった方々が、自分がどうなるかを考える機会として良いプログラムだと感じた。50代でこういったことを考えるというのは、タイミングとしても良いかと思った。
ミドル・シニア層を対象とした研修体験会
この他にもミドル・シニア人材と対象とした研修の体験会を開催しています。人事・研修ご担当者様はこの機会もご利用ください。
「ミドル・シニア人材活性化研修」
日時:7月13日(水)10:00~18:00
市場や組織の環境が変化する中で、自らも変化対応型のキャリア意識を醸成するプログラムです。
イベントの詳細はこちらからご確認下さい。
担当トレーナー
- 岡田 保美
研修・セミナーを通じて「なりたい自分になるために一歩前に進んでみよう!」という気持ちになり、実際に行動を起こせる自分になっていただくことがトレーナーとしての私の願いです。