法政大学坂爪教授 特別講演
「何がミドル・シニア人材の活躍を阻むのか」
65歳就業時代を迎え、大手企業を中心として、企業はミドル・シニア社員に対する大きな課題を抱えることとなりました。
まず、シニア社員に対しては活用を模索している状況が続いています。役職定年制の拡大や再雇用制度対象者の増加とは裏腹に、シニア社員の職域開発や評価体系のあり方等、多くの人事担当者は試行錯誤の中にいます。
他方で、全員をライン長につけることが難しいポストオフという組織構造の中、ミドル社員に対しては、これからの役割、企業からの期待を明確に示すことができず、結果として彼らが成長実感を得にくい状況が続いています。更に、今日の企業においては、ミドル社員層が社員構成比の多くの割合を占めることもあり、この問題は企業の経営課題につながってきているともいえるのではないでしょうか。
当社では、このような状況にある企業の担当者あるいはマネジメント層の皆様が、この課題の現状を正しく捉え、そして解決のための方法を検討して頂くための機会として、今回の特別講演を開催することとなりました。
【第一部】特別講演「何がミドル・シニア人材の活躍を阻むのか」13:30〜
「ミドル社員やシニア社員をどうしたらよいのだろうか」という悩みは、これまであらゆる時代の人事の方が直面している問題ともいえます。ですが、一見同じに見える「ミドル・シニア社員問題」も、実はその中身が時代と共に少しずつ変わっている可能性はないでしょうか。本講演では、現在のミドル・シニア社員が直面する問題の中身と変化を改めて振り返った上で、その問題が何故起きているのだろうか、といった点について整理していきます。整理を通じて、みなさんの会社でこんなことができるかもといった糸口がみつかることをめざします。
講演者のプロフィール
坂爪 洋美 教授
法政大学キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科教授。博士(経営学)。
人材紹介業での勤務を経て、2000年和光大学専任講師。2004年より同准教授。2009年より同教授。
2015年4月より現職。専攻は産業・組織心理学、人的資源管理。
主な著書:
『キャリア・オリエンテーション―個人の働き方に影響を与える要因』白桃書房、2008年
「従業員をサポートする方法」『臨床組織心理学入門』ナカニシヤ出版、2007年(共著)
【第二部】テーマ対話「ミドル・シニア人材の活躍について考える」14:30〜
当社コンサルタントをファシリテーターとして、来場された皆様とミドル・シニア社員の活躍推進をテーマとした対話や情報交換を行います。
- コンサルタント/野村 圭司
最近書いたコラム:「ミドル期以降における、これからの"あるべきキャリア開発"の方向性とは」
【第三部】当社による事例紹介 15:30〜
当社がこれまでお手伝いしたミドル・シニア社員活躍支援に関する事例をご紹介します。
セミナー概要
日程 | 2015年9月4日(金)13:30~16:00 (13:00受付開始) |
---|---|
会場 | 虎ノ門36森ビル 10F 弊社セミナールーム |
対象 | ミドル・シニア社員活躍推進のご担当者様、マネジメント層の方 |
参加費 | 無料 |
このイベントの受付は終了しました。