『シニア制度(人事制度)セミナー』開催報告
2018年8月2日(木)、当社セミナールームにて「シニア制度(人事制度)セミナー」を開催しました。
概要
今日の日本企業は、若手も含め社外から人材を獲得するための競争が激しくなってきている傾向もあり、「いかにして社内の人材を活かすか」ということが重要な課題の1つとなってきています。
とりわけ会社の労務構成に占める割合が益々高くなる「シニア人材」の活用は、企業の人事戦略上の重要なテーマの一つになったと言っても過言ではありません。
当社ではシニア人材活用戦略の要として、以下の2点をご提案しています。
1)自社の目的に合った「出口戦略」の明確化
2)戦略実現のためのハード・ソフト両面からの施策の検討・設計・構築
そこで今回のセミナーでは参加頂いた皆様に、これらの2点の重要性を踏まえた「シニア制度の設計・構築・運用のポイント」をテーマとしてお考え頂きました。
当日の様子
セミナーは、シニア人材活用が必要とされる背景と、今の時代に求められる制度の最新情報の話から始まりました。その上で人事制度設計においては、自社の出口戦略における目的に合わせて各種制度の組み合わせを検討し、
働き方を選べる制度にする事が肝要であるといった話題に進んでいきました。
セミナーの後半は、シニア制度の浸透に向けてモチベーション施策としてはどんな側面からの改革が必要なのかという観点で、進めさせていただきました。キャリア面談の効果的な取り入れ方や、管理職とシニア社員双方への働きかけの必要性、新しい職務の創出や役割創造のためのヒント等具体的な事例を交えながらの話に、皆さま熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
ディスカッション・参加者の声
「シニア人材活用のあるべき姿を実現するためにはどのようなことができるか」といったテーマで、グループディスカッションを行いました。「報酬が下がる中でも貢献には還元できる制度構築が必要」「対象者個々人と会社がよく話し合う事が重要」等、参加者の皆様がアイデアを積極的に交換していらっしゃいました。
また本セミナーのご感想として、以下のような声が寄せられました。
・65歳定年を見据え、シニア制度を見直す必要性を感じていたが、やる事のイメージがついた。
・上司との面談、シニア再雇用者のキャリア面談について検討する必要があると感じた。
・再雇用者の職務・役割の検討と、対象者に期待を伝える仕組みづくりが課題だと気づいた。