キャリア開発 仕組・体制構築支援サービス

セルフ・キャリアドック
導入支援

社員のキャリア開発を支援する体制を、組織の中につくるお手伝いをするサービスです。新たに体制づくりをする、既にある体制を改善するなど、様々なニーズに対応いたします。

「研修、面談を行っているが、キャリア開発が進んでいる実感が持てない」「キャリア支援室を設立したいが、進め方がわからない」「キャリアカウンセリングの質も対応力も向上させたい」など、企業によってキャリア開発支援の状況は様々な段階にあり、それぞれに特有の課題を抱えています。

課題に対応するには、まず状況を整理し、自社の人材育成ビジョンに基づいた「キャリア」あるいは「キャリア自律」の定義を言語化することで、キャリア開発を進める体系のデザイン、ゴールの設定などを行います。その上で、従業員にキャリアを考えるきっかけを提供するための研修や、従業員とキャリアコンサルタントの一対一のキャリアコンサルティングなどの施策を行います。さらに、研修や面談を通して見えた組織の課題を整理し、経営に提言するとともに、個別従業員や組織自体の課題を解決するための施策を検討、実施します。

こういった施策は、一度きりにはせず、人材育成ビジョンに基づき現状を把握し、修正し、次の施策へとつなげるというようなPDCAサイクルを回し続けることができるのが理想的です。

2016年4月に改正職業能力開発促進法が施行されたこともあり、近年注目されている「セルフ・キャリアドック」とは、まさにこのような持続的施策によって社員のキャリア開発を支援する仕組みのことです。この仕組みを活用することが、従業員のキャリア自律意識醸成の基盤となります。仕組みを運用し続ける事が、従業員の仕事に対するモチベーションの向上や働きがいの実感につながり、その結果として、企業の定着率や生産性の向上をもたらすことが期待されています。

セルフ・キャリアドック
実施の課題

  • キャリア支援室を新設したい
  • 個別に展開している施策の効果をさらに高めたい
  • 組織全体にキャリア開発支援を浸透させたい

セルフ・キャリアドック
実施の方向性

  • キャリア開発の戦略を策定し、体系、ゴールを決める
  • キャリア研修やキャリアコンサルティングなどの施策を企画し、実施する
  • キャリアコンサルタントを自社の社員が担う場合(社内キャリアコンサルタント)、育成やパフォーマンス強化を行う
  • 施策により見えた課題を経営に提言し、解決に向けた施策を企画、実施する
  • 人材育成ビジョンに基づき上記のようなPDCAサイクルを持続的に回す
施策例

キャリアアドバイザーを軸とした、キャリア自律支援の体制と仕組みを新たに構築

背景

自社のさらなる成長のために、従業員のキャリア自律意識を醸成し、ボトムダウンで業務改善や事業創造を行いたかった。また、今後増加するシニア世代の従業員の職域開発も行いたかった。

施策

従業員のキャリア自律意識醸成の担い手としてキャリアアドバイザーを新設し、定年前シニア社員を任命。キャリアコンサルティング面談を通じて組織の課題を抽出し、人事部門や経営層に提言する仕組みも構築した。

成果

全従業員のおよそ4分の1との面談が進み、キャリアアドバイザーの存在が浸透しつつあり、また、キャリアアドバイザーの定例ミーティングも機能しており、キャリアという観点から従業員を支援する体制が整いつつある。


キャリアカウンセリングの均質化を図るために、社内キャリアコンサルタントの対応力を強化

背景

キャリアカウンセリング面談を始めて数年、キャリアアドバイザーのスキルや目的意識のばらつきが顕在化してきた。今後、より意義のある仕組みにするには、スキルアップと共通の目的意識を持つことが不可欠だった。

施策

チームとして共通の目的を持つべく、ベクトル合わせのためのワークショップを実施。加えて、事例検討会をはじめとした、スキルアップのためのトレーニングも実施した。

成果

ワークショップによってチームとしての目的を言語化。また、トレーニングによって面談手法やスキルの底上げができ、面談レベルのばらつきを修正できた。

仕組み・体制づくりを支援するコンサルタント

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