2020.02.27 ストーリー
シニア活躍推進ワーキンググループ開催報告(2019年度) #04
シニア層の活躍の場をどう作るか(第四回:ゲオホールディングス様のケース)
2020年1月16日(木)に第4回「シニア活躍推進ワーキンググループ」を開催しました。 今回は、ゲオホールディングス様が捉えているシニア社員への取り組みと課題について共有しました。他の参加企業様はアドバイスやアイディアを提供し、目指したい姿に向けての知恵を出し合いました。近い将来の施策に繋げるための2時間の議論。その議論のポイントを公開します。
今回の発表者:ゲオホールディングス様
1) ゲオホールディングスの取り組み
45歳以上の方を対象とした、CSWという1泊2日の研修を行っています。現在200名ほどへ実施し、研修後に、個別面談を実施しています。この個別面談により、特にシニア層の方について異動は希望しないが「仕事内容」の変更という点には抵抗を感じている社員は少ないことが分かりました。現在は個別面談を人事の者が行っていますが、ゆくゆくはこれをシニア層の職域としていきたいと思っています。
2) シニア社員の活躍を促進するための課題の要点
- 社内の部署や年齢を超えた人材の交流が少ないこと
- 今後、シニア社員が増加した際のポジションの設定
- 50代の人の数が少ないため、会社として課題意識が薄い中でどこまで施策を行うのか
3)シニア社員の活躍に向けての議論の中で出たアイディアの要点
- 店長の裁量が大きく、アルバイトの労務面の相談対応など、経験のあるシニア層が活躍できるポジションを作る
- 現場と本社はスキルセットが違うため、研修体系を変えたほうが良いのではないか
- シニア社員の中でスポットライトを浴びる方を1人選び、外部取材を受けたり、社内でもその方のキャリアなど広報し、ロールモデルとするのはどうか
- リユースの事業でシニア領域の開拓にシニアの知恵をかりるのはどうか
- リユースの事業での「目利き」「値踏み」は経験を蓄積したからこそできる役割であり、シニアだからこその活躍の場となるのではないか
4)今回のまとめ
まだシニア層の人数が少ない中で、施策をどこまで注力するのかが論点でした。しかし、今後、シニアの数が増えていく中で、今までの経験を活かしたポジションを新しく作ってくことは重要な課題です。既存のパーソナルセッションを行える人材の育成、また新たな職域として、リユース市場の開拓に関わる人材の発掘など、企業の成長にも寄与できるポジションの創出がカギとなりそうです。